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TOEFLでの評価基準は、「話し方」「表現力」「発展力(内容)」です。学術やビジネスに関するコミュニケーションであれば、おそらく実務で要求されるのも同じような部分でしょう。したがって、ライティングと同様に、問題の傾向と対策を踏まえた上で「引き出し」を準備・活用できれば十分です。
【1:学習方法】
あまり良い教材がないようで、TOEFL TEST対策iBTスピーキング を薦める声が多かったです。他には英語学校の独自のテキストが高い評価を受けているようでした。
学習内容は以下の通り。
1. 実践形式で普通に解く。
2. 話す内容を検討して、辞書を使いながらでも良いので正確に話す。
3. 模範解答を読む。空で言えるようになる。
4. 模範解答を参考にして自分流のテンプレートを作る。
5. 自分の声を録音して、聞き直す。その上で矯正訓練。
2周目以降はテンプレートを活用してバンバン解いて行く。基本的にはライティングと同じです。
【2:予想問題】
教材が少ないので、自分で問題を作ってしまう、という方法も有効のようです。問題のパターンは決まっており、テーマを適当に入れ替えるだけでも十分な勉強になります。例えば「好きな動物は?」という問題を「好きな映画は?」あるいは「嫌いな動物は?」に替える。これだけでもいざ英語で主張+根拠を伝えようとすると新鮮味があります。
問題を作るときのコツは、要素毎に分解すること。「好きな動物は?」であれば「好き」と「動物」に分解することができます。また、問題は必ず「Yes/No」を求めるものか、「5W2H」を答えさせるもの、あるいは「◯◯という主張のサポート/反論」を説明させるもののいずれかになります。なので、「動物」というテーマから「動物は好きですか?」「どの動物が好きですか?」「動物を大切にするべきだという根拠を3つ挙げなさい」という問題を作ることができます。
なお、要素毎に分けたカードをシャッフルした上で、ランダムに組み合わせを作るようにすると、抜き打ちテストが行えます。質問事項を事前に確認することができないので、その場で持っている引き出しを総動員することになります。
【3:英会話】
全ての問題形式に対するガイダンスを行っているという意味では、駅前の英語学校に通うのが無難かつ最善のようです。
ただ、価格・利便性が圧倒的なSkype英会話も評価は高く、レアジョブやマイチューターといった会社は(講師/コースによっては)TOEFLの一部の問題に対応しているようです。仮にTOEFL対策のコースがないところでも工夫次第では補えるはずです。自作問題に回答してみて、そのスピーキング内容に対してコメントやアドバイスを貰えば、多少は対策になるでしょう。
【4:実践】
引き出しのパターンを増やすに当たって、どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
という書籍がよく利用されています。
また、これは私の大学の教授がお勧めしていた勉強法ですが「大学の講義を聴講する時に、内容が簡単で退屈だったらその場で脳内英訳すると良い」とのことです。
以上、スピーキングでした。
次はラスト。模試・試験当日について。
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