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聴解力を身につける=「聴き取れない」をなくす、と言い換えることができます。英語が聴き取れないという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。資格試験や大学受験に限らず、ニュース番組で海外の偉い人が話す場面を放送していたり、洋画を視聴する時など、普段の生活で英語を聴く機会は多々あります。
では、「聴き取れない」とはどういうことか。正確には「音が聴き取れない」と「聴いた音の意味が分からない」の2つに分けることができます。今、自分が英語を聴き取れないのは、果たしてどちらなのか、ということを意識することで解決策が見えてくるでしょう。
【1:学習方法】
高得点を取得した方々の勉強内容をまとめると以下のようになります。
・実践形式で問題を解く。
・「音」を全部聴き取れるまで繰り返して聴く。少なくとも3回は頑張る。
・ディクテーション(聴いた音を文字に書き起す)。スクリプトを見て確認する。
・音の繋がり、発音、イントネーション、リズムをチェックする。
・単語や構文でややこしいところを調べて精読する。
・問題の解答/解説を熟読する。
・ひたすらシャドーイング(文章の意味を考えながら、聴いた音を追いかけて音読)
・黙読、スクリプトを音読、音源をフレーズ毎に一時停止+続けて暗唱する、等もアリ。
・慣れたら倍速再生する。
実際には、この全てをやるのではなく、1人1人の課題に合わせてやり方を組み合わせることが一般的です。なので、音を聴きながらメモを取るのはどうやっても無理!という人はわざわざディクテーションをやる必要はないでしょうし、音が聞こえても意味が分からない!という人は量を聴くよりも解読に時間を掛けるべきでしょう。
聴き取れない音があれば、聴き取れるようになるまで聴く。発言内容を理解できなければ、文法や語彙、表現を調べる。自分の課題と徹底的に向き合うことがポイントであって、この勉強法をやればOK!という単純なものではない、ということです。
【2:教材】
お勧めされていたのは以下。
3つのいずれかで慣れた後、やや難しめの教材に移るのがベスト。
・受験英語からのTOEFL Test iBTリスニング → 2016年に新版:リスニングのエッセンス出ているので今から買うならこちらが良さそうです
・必ず聞き取れるTOEFLテストリスニング
・iBT対応TOEFLテスト完全攻略リスニング
やや難しめの教材。
・TOEFL TEST対策iBTリスニング
レビューや口コミだと「難しすぎる」「早すぎる」という理由で低評価になっています。逆に言えば、これに慣れると確実に高得点を狙えます。
【3:その他の学習】
暇な時や移動時間にPodcastを聴いていた、という意見も多かった。お勧めされていたのは、The Online NewsHour、ESLPod.com's Guide to the TOEFL® Test Podcast、iTunes U、Audio Book(Harvard Business Reviewのカバーストーリーなど)、NHK world、BBC、CNN、Scientific Americanの1分リスニング、など。
また、スピーキングにも関連しますが、自分の"発音"を意識的に改善することで、音が聴き取れるようになったとの体験談もありました。その際、お勧めされていたのは、オバケの英語、英語耳、フォニックス“発音”トレーニングBook、など。
以上、リスニングでした。
次はライティングについて。
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