2013/05/27

受験当日に寝坊しても慶應大学に合格できる勉強法

大学を卒業してしまったら完全に忘れると思うので書き残しておく。
日本国内の高校生が日本国内の大学受験に臨むときの参考になればと思います。

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◯このエントリーの目的

私は勉強法について、調査、仮説検証、試行錯誤に3ヶ月以上費やしました。
常に「いかに最小の努力で最大限の成果を出すか」を考えることに力を注いでいます。
その結果、夏期の集中学習で全国トップレベルの学力を習得しました。

そして、他の受験生に比べて遅刻分のディスアドバンテージがあったにも関わらず、
試験当日には、時間内に全問を解き終えて、合格点を取得することができました。
イチかバチかの受験ではなく、確実に合格できるだけの学力を身につけていたからです。

そのときの勉強法や教材を共有することで、
このページを訪れて下さった方々が効率的な学習に励む助けになればと思っています。

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◯注意点①

大学名や学歴、偏差値は、受験期に重視されがちな価値基準です。
ただ、その価値基準に固執して自身に過度の負荷を掛けるのは好ましくありません。
また、その価値基準が社会で機能するかと言われると、期待するほどには機能しません。
したがって、ここでは受験がどうあるべきかといった話は無視します。

当然、受験生がどうあるべきかといった話も無視します。
つまり「早朝から深夜までマジメに勉強して1年間を過ごせ」とは言いません。
試験当日に寝坊しても「人生何とかなるか」くらいの気持ちでも十分です。

何が言いたいかというと、
1:焦らず、深呼吸してリラックスしてからのんびり読んでほしい、ということです。
2:唯一の正しい勉強法などないのだから、参考程度に読んでほしい、ということです。

なお、あなたが寝坊して受験に落ちても私は一切責任を取るつもりはありません。
できれば余裕を持って就寝しましょう。

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◯注意点②

基本的に、英数国(小論文含む)の主要3科目に絞って説明します。
私自身が合格したときの教科以外について話しても説得力がないからです。
総論的な学習計画については、年間スケジュールも糞もなかったので扱いません。

2000年代後半時点での情報なので傾向が大きく変わっていたら参考にならないかも?
ただ、80年代以降の大学入試の問題を幅広く解いてみて特に変化は感じなかったので
細かい部分や出題形式は違っても、要求される能力はあまり変化しないはずです。

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◯英語

1:基本事項の理解

まず、とにもかくにも文法です。文法学習には2つの段階があります。
1つ目は、基本事項をしっかりと理解する段階です。

学校の教科書や文法書(『Forest』など)を通読して基本事項を理解しておきます。
特に「品詞」と「文型」は全ての基礎になるので確実に理解してください。

→分かりやすい解説がこちらのレス26以降。
英語教材2chまとめ:英文法出来なさすぎわろたwwwwwwwww
http://2ch.ei-sta.com/archives/26610043.html

これで理解できなかったら中学生向けの参考書から始めたほうがいいです。
基礎の積み重ねでしか学力は身に付かないので、プライドは捨てるべし。


2:パターン暗記

基本構文(例:S make O C)が出てきたときに瞬間的に気付けるようにします。
これが出来ないと、英作文や文法・語法問題で詰みます。
私立だと長文読解に見せかけた文法問題が頻出で、ここを抑えればMARCHは手堅いです。

よく使われている『Next Stage』か、もしくは、そこまで有名ではありませんが
個人的にオススメな『アップグレード』あたりを手に取ってみるといいでしょう。

私は暗記が好きではなかったので問題を解きながら覚えました。

具体的には、
・10秒以内に脳内回答できたものは◯
・正解はしたけれど単語や文法事項を即座に解説できないものは△
・10秒以内に正解できなかったものは×
をチェックして1頁あたり1-2分のペースで処理しました。

1周したら次は△と×の問題だけを扱い、同じようにやります。
新しく◯が付いたものは、次の周回以降は扱いません。

私の場合、すべて◯になるのに大体10周くらい費やしました。
じっくりやろうとすると眠くなるので数でカバーしました。
99回忘れたら100回目で覚える!くらいの気持ちで十分だと思います。



3:構文解釈

文法を一通り終えたら構文解釈に移ります。
長文を読む前に1つの短い文章を正確に読むための技術を身につけます。
これが出来ないと、英文和訳や文法問題が出題されたときに詰みます。

参考書についてですが、どれか1冊をやれば十分だと思います。

基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)
英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式
構文把握のプラチカ―英文解釈 (河合塾SERIES―入試精選問題集)
ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)
必修英文問題精講 改訂版 CD付

やり方としては
・1冊をやり通して著者の手法を理解する
・後の長文読解を通して自分なりに使いやすいようアレンジする
という流れで問題ないでしょう。

ちなみに、解釈の質を上げる方法としては
・難問を解く(オススメは京都大学の過去問、Z会の最難関国立大学コース)
・英作文を勉強する(オススメは『英作文のトレーニング』、Z会の英作文コース)

特に英作文はやっておいて損はありません。
100字以上の作文を練習すると、文章の構造を考える習慣が付くので長文読解に有利です。
また、大学入学後、英語で文章を書く機会を得たときに、基礎力がないと致命的です。

というか慶應経済は英作文が出ます。Z会の添削が丁寧なのでオススメです。
(自習)例文を「日本語→英語」形式で暗記 +(添削課題をマジメに解く)が最強。
予備校なら、英作文の授業よりも国立対策クラスで優良講師に添削させるのがオススメ。



4:長文読解

あとはガンガン読みまくる段階です。
教科書でも模試でも過去問でも予備校のテキストでもいいので長文を準備します。
センター試験の5-6問目なら腐るほどあるので丁度良いでしょうね。

①目安の時間でタイマーをセットして全力で解く
(構文解釈をせずに読める部分はムリに構文解釈する必要はないです)
(段落ごとに簡単な要約を脇にメモしておくと読みやすいです)

②解き終わったら、解答は見ずに、分からなかった部分を自力で調べる
(最初のうちは全文訳してみたほうがいいかもしれません)
(どんな方法でもいい、どれだけ時間を費やしてもいいので、100%理解する)

③確認のため解答・解説をチェックする
(ここで1問でも間違えているなら②に戻る)

④最後に、文の意味を考えながら何回か音読する
(話すスピードと同じ早さで英文を理解できるようにする)

ここで最も重要なのは②です。
すぐに模範解答を見てしまうと、その場で納得はできますが、応用が効きません。
「どこが分からないのか」「何を調べれば回答できるのか」を意識すると、
受験英語の問題のパターンが見えてくるようになります。

また、どうしても長文になると読めない、読むのが遅いという人は『中沢の難関大攻略徹底英語長文読解講義』(パラグラフリーディング)や『速読のプラチカ―英語長文 (河合塾SERIES―入試精選問題集 3)改訂版』(情報のカタマリ)といった「読解の視点」を学べる参考書を見てもいいかもしれません。現代文の能力も上がると思います。

もしくは予備校の夏期講習で長文読解に特化したクラスを取るのもいいかもしれません。
他の分野と違い、読めない人はググって読めるようになるわけではないでしょうし…。



5:その他

英単語はいちおう『速読英単語 必修編』を持っていましたが、読解するならきちんと机の上でしっかりした文章を読みたいし、単純暗記は眠くなるし…ということであまり活用しませんでした。英文を読んでいて分からない単語が出てきたらその都度調べて覚えていました。ただ、忍耐力があるなら先に英単語をマスターしておいたほうが良さそうです。

リスニングは『灘高キムタツの東大英語リスニング』を一周しましたが、志望校の二次試験では不要だったのであまり優先順位は高くなかったです。単語帳や文法問題集に付属のCDを活用するという方法のほうが、上記学習と相乗効果も狙えたかもしれません。

模試や過去問を解いていて間違えた問題については

<やる気がある時>
・単語、文法、語法 → NextStageに書き込んで◯×△学習法
・英文和訳、英作文 → 書き直し
・長文読解 → 自力で100%理解できるように調べる

<やる気がない時>
・ほんのわずかでも尾を引かないように捨てる

のどちらかで対処していました。


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◯数学

1:学習スケジュール

さっき計画は立てないと言ったばかりだが、スマン、ありゃ嘘だ。
数学3Cをどうするのかだけは早めに決めておいたほうがいい。

取るべき姿勢は次のどちらか。

まず、夏までに3Cの基礎を終えてから二周目に受験の標準問題レベルに進める方法。
この方法のメリットは2つあります。
①文系数学の微積で確実に満点を取ることができるようになる点。
 2Bまでの知識を前提として工夫しないと解けない問題(やや難)を3Cで即答できる。
②二次試験で物理を使う場合、微積で解けるとかなり楽になる点。

もしくは、高校の授業に合わせて試験直前に終わらせる方法。
授業の復習として受験の標準問題を解けるようにしておく。
この方法のメリットとしては、学習ペースを乱しにくい点が挙げられます。
夏まで部活がある人は、焦らずこちらを選んだ方が好ましいと思います。

ちなみに、2Bまでの学習で理系数学をやらない、という選択はオススメしません。
経済学部に入学した場合、間違いなく3Cの内容を勉強するハメになるからです。
それも、高校生向けの分かりやすい教科書と違い、死ぬほど分かりにくいテキストです。
なぜこんなに難しく書けるのか理解不能なくらい分かりにくいです。絶対3Cは必要です。


2:基礎レベル

学校の教科書をマスターすることから始めるのがオススメです。
教科書を引っぱり出して、

・例題を確認
・練習問題を解く

最初は例題と模範解答を丸写しするくらいでも十分です。
1度なぞって計算の要領を理解したら、次は白紙状態から解答を再現しましょう。

得意な人でも、意外と昔の単元を忘れていたりします。
このステップで一度復習しておいたほうが後々楽になります。
というか次のステップで難易度が跳ね上がるのでここは抑えておきましょう。

教科書を捨ててしまった人やどこにあるか分からない人には『黄チャート』がオススメ。
高校で配布されていれば『4STEP』や『チェック&リピート』でも良いと思います。
基本的に学校の基本教材を解いて、分からなかったら先生に聞く感じで。



3:標準レベル

受験数学での標準問題というのは、簡単な問題ではないです。
かといって、理不尽な難易度でもないです。

解法パターンをしっかりと覚えれば確実に完答できる問題を指します。
逆に言えば、ここを落とすとアウトだと思っておいたほうがいいでしょう。
「いかにミスを抑えるか」のキチンレースになります。

オススメはこのあたり
1対1対応の演習/数学I―大学への数学 (1対1シリーズ)
文系数学の良問プラチカ―数学I・A・II・B (河合塾SERIES―入試精選問題集)
理系数学の良問プラチカ―数学I・A・II・B (河合塾SERIES―入試精選問題集)

各問題について

・問題文を読んだら、すぐに解法/アプローチ方法を思い浮かべる

<10秒経っても取っ掛かりが見つからなければ>
→解答を見る…(i)
→計算式の横に日本語で解答ステップをメモしながら解読。
→この時点で理解できなければ解説を読むor先生に聞く。

<回答の目処が立ったら>
→記述回答。
→計算で詰まったら自力で調べるor解説を読むor先生に聞く。その後、手で計算。
→解答アプローチが分からなくなったら(i)へ。

<復習の重要性>
→どんな手を使っても(解答を見ながらでも)まず理解する。
→1度、自力で白紙から回答を書き切る。
→すんなり出来た問題は◯、少し悩んだら△、全然駄目なら×をメモ。
→◯以外の問題についてのみ2週目、3週目と進めて全問◯にする。


なお、解説の字面を読むのが辛くなってくる頃合いだと思うので、
予備校の夏期講習を活用するのもアリかもしれません。
その際には復習を意識するのが重要です。
①解説を聞いて理解する → ②自分自身の手で1から解き直して定着させる:必須。

あるいはZ会も結構オススメです。自習できる人には最高だと思います。
2週間で3−4問ペースなので自力で解ける範囲内なのも良いです。
難関大学コース以上なら、1通りのパターン問題を網羅できるようになっています。

あと、他の受験校にもよるけど整数問題は対策しておいたほうがいいかもしれないです。
差が付きやすい分野なので得点できるようにしておくと結構心強い。


4:対策(穴空き問題)

慶應経済の前半やセンター試験では穴空き形式の問題が出題されます。
二次試験や私立入試で数学を使う人は、まず記述で満点を取れる状態にしておきます。
その上で、出題形式に慣れるように過去問を解くのがベストです。
なぜなら、計算過程を理解できなければ穴を埋められないからです。
そして、計算過程を理解する最も良い方法は、実際に記述することです。


5:キモいレベル

これでも解いてろよ。
http://server-test.net/math/php_q.php?name=tokyo&v1=1&v2=1998&v3=2&y1=1998&n1=7&y2=1998&n2=8&y3=1998&n3=9&y4=0000&n4=0


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◯国語

1:現代文

勉強しないで満点(記述なら9割)を取れる状態がベストなのですが、
全然問題が解けないという人は

入門編 現代文のトレーニング[改訂版]
現代文と格闘する (河合塾SERIES)
現代文読解力の開発講座 (駿台受験シリーズ)

あたりの、解説がしっかりとした問題集を1冊やりこなす必要があります。
例によってZ会の通信講座もオススメです。解説がしっかりしているので。

重要なのは、解き終えた後にしっかりと解説を熟読することです。
頭が疲れてもういいやー!となってしまいがちなところで踏ん張って下さい。
正しい回答プロセスを追うことで、読み方・解き方の「型」が見えてくるはずです。
必勝法は存在しません。丁寧に、地道に、正しく読めるようになりましょう。


漢字は受験までにきちんと漢検対策をやっておくか、
もしくは間違える度にきちんと覚えるしかないでしょうね。

重要語句については下記サイトに一通り目を通せば十分だと思います。
http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/gendaipeji.htm


2:古文

<背景知識>
受験勉強を始める前に代表的な作品の現代語訳を読んでおくと得点源にしやすい。
たまに初見殺し…といいますか、明らかに蹴落とすための問題があるので。
http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/kotenpeji.htm


<文法・理解>
受験のための勉強で必要なのは、まず文法。
何を言っているか全く理解できなくても文法だけで得点できたりする。
意図的にそういう問題を出すこともある。選択肢と文法から消去法で解かせたり。

このサイトを通読すれば十分。
http://contest.japias.jp/tqj2001/40555/gakutop.htsm
画面をスクロールさせるだけできちんと文章を読まない人間ならこちらの書籍で。
望月古典文法講義の実況中継


<文法・定着>
次、理解しても定着していないと意味がないので文法の基礎演習。
ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)
基礎から学べる入試古文文法―代々木ゼミ方式
基礎からのジャンプアップノート古典文法・演習ドリル
特に助動詞は完璧に全事項を叩き込まないと論外。
叩き込みが苦手な人はに『古文上達 基礎編 読解と演習45 文法理解から応用まで


<単語>
頻出単語は早いうちに目を通しておくとベスト。有名なのは『古文文法ゴロゴ』。
高校で配布された単語帳があるならそれで十分だと思います。
古文にそこまで時間を割きたくないだろうからスピード意識で。


<演習>
最後に問題演習。
古文の独学は人によっては難しいかもしれないので予備校は検討するといいかも。
問題集なら『古文上達 読解と演習56』か『古文 (河合塾SERIES―入試精選問題集)
特に前者は背景知識を補足してくれるので重宝します。



3:漢文

大学受験で最もウザい科目1、2位を争う漢文さんです。
国立を受けるならセンターで、併願で早稲田を受験するなら古漢融合で出題されます。

とりあえず句形の習得は必須。
漢文句形ドリルと演習 (河合塾SERIES―ステップアップノート10)
基礎からのジャンプアップノート漢文句法・演習ドリル
三羽の漢文基本ポイントはこれだけ!―大学受験漢文 (東進ブックス―名人の授業)

あとは問題を解きながら適宜、解説を通して吸収していくのがベストだと思います。

あ、こいつ、テキトーに書いてやがるな、と思ったそこのアナタ。
漢文にステ振りするなら絶対に英語の長文を読んだ方がいいですよ。
どう考えても割に合わない。



4:小論文

受験勉強として捉えるには異質な科目なので、順を追って説明します。

最初に「どのように採点されるか」を説明します。得点を取ることが目的だからです。
次に「得点を取るために抑えておきたい技術・知識・考え方」をまとめます。
最後に「技術・知識・考え方」を習得するための勉強法を提示します。

まず、どのように採点されるか、という点です。
誤解されやすいのは、突飛なアイデアや感動的な文章力を要求するわけではありません。天才的な発想で素晴らしい文章を書ける人間が、毎年何千人もいるわけがありません。
また、1人1人の内容に大きな差異があるとも到底思えません。

あくまでも試験なので、客観的に評価可能な部分で採点されます。
具体的には「文章全体の論理展開」と「個々の文(文法・語彙など)」です。
これらが不十分なものが落とされる、と考えるのが妥当でしょう。

では、どのような技術・知識・考え方を抑えれば良いでしょうか。
前提として記述用紙の使い方などは知っておく必要があります。
その上で「論理展開」については、論理的に話を組み立てる技術が要求されます。
頭が良い悪いではなく、技術(考え方)として習得しているかどうかなのです。
同時に、内容を構成する時事知識や自分なりの意見を言語化する技術も必要です。
また、「個々の文」については、日本語の運用能力(国語力)が必須です。

したがって、これらを習得するために必要な勉強は下記の通りになります。

・前提知識
→参考書を読む。(『出口小論文講義の実況中継』『田村のやさしく語る小論文』が高評価)
→もしくは下記2つのWebサイトも参照。
http://shouronbun.com/index.html http://manabi.benesse.ne.jp/gakushu/essay/

・論理的に話を組み立てる技術
→上記の参考書やサイトを参考にして書き方を意識する。
→とにかく書いて添削してもらう。これに尽きる。

・自分なりの意見を言語化
→普段から「なぜ」を3回くらい繰り返す。
(e.g. 国歌斉唱の強制に賛成→なぜそう思う?→学校は社会性を学ぶ場だから)
→普段から「反論の反論」を考えておく。
(e.g. その考え方だと学校教育は自由を奪うことになる→規律の中での自由)

・時事知識
→政経や現社を勉強する人はその知識で十分。
→普段からニュースを見えている人はその知識で十分。
→ニュースを見ない人は「ニュースを見ろ」と言ってもどうせ見ないだろうから、
 小論文の問題を解きながら、必要に応じてグーグル検索で知識を補充する作戦で。
 添削者との意見交換を通して足りない知識を教えてもらうのも良いでしょう。

・日本語の運用能力
→いまさら改めて勉強するのも難しいと思うので、添削を通して矯正する。


結局は添削が重要だということになります。
その際、志望校(志望学部)の過去問を教材として利用するのが最適です。
大学・学部ごとに出題傾向が大きく異なるからです。

では誰に添削してもらうか?
考えられるのは

①学校や塾・予備校の先生、チューターに無料でやってもらう
②有料の通信添削を活用する
③SNSやブログを通して志望校の在学生と知り合ってお願いする

くらいでしょうか。
今後はインターネットを活用した支援も増えると思います。

twitterかコメント欄で希望があれば、私も無償で添削を行うつもりです。
社会科学系の話題であれば、大抵は対応できると思います。
ハンドルネーム・捨てアドで結構ですので、ぜひお気軽に声をお掛け下さい。


※課題文読解・要約について
「小論文」とは名ばかりの読解・要約問題が出題されることもあります。
この場合は国立大学の現代文(記述回答)の対策がそのまま通用します。


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◯追記

国立大学への対策が有効だということを要所要所で書いています。
私立を受験するのだから、そこまで必要ないと思う方もいるかもしれません。

そこで参考までに私のクラスの友人たち(n≒30)の情報を伝えます。
彼らの半分は東大or京大or一橋大or東工大の滑り止めで受験しています。
次に多いのが、内部から進学してきたグループです。
1〜2年浪人した後に第一志望で合格した人たちは少数派になります。
現役かつ第一志望で入学して来た学生は最も少ない部類です。

もし慶應に合格したいのであれば、競争相手は国立大の受験生ということです。
彼らは同じ時間で5教科7科目+二次5科目をトップレベルまで上げるわけですよ。
3教科くらいなら完璧にマスターするつもりでいたほうが良いのではないでしょうか。

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以上、かなり長くなりました。
最後までお読みいただきありがとうございます。

釣りっぽいタイトルにしましたが、世間一般で難関校と呼ばれる大学の志望者に限らず、
自分の進路と向き合って悩む方々の参考になればと思います。

おわり。

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